商標の正確な使用とはどういったものですか?
商標法第6条の規定に従い、商標の使用は少なくとも下記2項の要件を満たす必要があります。
- 使用者は主観的に見て販売目的である必要があります。
- 客観的に見て商標を使用した際に関連する消費者がその商標を十分に認識可能にする必要があります。
登録商標の使用においては、登録を認定された商標権の範囲内で使用しているかどうか、すなわち登録時に指定した商品または役務に従って商標を使用しているかどうかについて特に注意してください。
登録商標の使用は、原登録された商標全体を使用することを原則としますが、ただし、実際使用する商標と登録商標との間にわずかな違いがあっても、一般的な社会通念上同一性が失われているとは見做さず、登録商標を使用していると見做します。
登録商標を実際に使用する場合、商標の全てを使用することとし、一部分のみを単独で使用してはならず、一部分のみを使用する場合、登録商標を使用しているとは見做せなくなります。